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震災で妻を失ってうちに身を寄せることになった叔父は、心を瓦礫の下に置いてきたまま、ただ死を待ち望んでいる状態だった。当時小学六年生だったわたしは、家族の負担を減らすために叔父を殺した。四年後、幻聴に悩まされながら殺人者としての生を生きていたが、ある夜から悪夢を見るようになった。荒れ果てた地で、岩陰に血塗れになって横たわる人々。闇の向こうから這ってくる鬼の姿。やがてわたしの身体にはある変化が起こり−−鬼才の幻視文学の頂点となる幻の傑作、初単行本化。
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出版社からのコメント
震災で妻を失ってうちに身を寄せることになった叔父は、心を瓦礫の下に置いてきたまま、ただ死を待ち望んでいる状態だった。当時小学六年生だったわたしは、家族の負担を減らすために叔父を殺した。四年後、幻聴に悩まされながら殺人者としての生を生きていたが、ある夜から悪夢を見るようになった。荒れ果てた地で、岩陰に血塗れになって横たわる人々。闇の向こうから這ってくる鬼の姿。やがてわたしの身体にはある変化が起こり−−鬼才の幻視文学の頂点となる幻の傑作、初単行本化。